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  • トイプードルブリーダーによる子犬販売
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交配補助について

犬の交配(交尾)はどのように行われるか知らない方が多いと思います。オス犬とメス犬を一緒にしておいて、気が合えばオス犬がメス犬に乗って、お尻とお尻を突き合せた状態、結合した状態になると思っている方も少なくないと思います。

これは交配慣れしたオスが、犬見知りをしない大人しいメス、もしくは交配が分かっているメスでしかも高さが同じ位で、交配に適した期間のみ数分で結合します。つまり放っておいても結合する事は条件が揃っていないと無理なのです。事前にお見合いして相性が合うか合わないかと言う無知な飼い主さんがやっている事は、全く意味がないのです。

ほとんどの場合、メスが暴れないように保定をして(犬嫌いな威嚇するメスは口輪をして)オスのペニスがメスの膣に入るように、知識と経験がある者が誘導するように補助をして交配は成立します。
ブリーダーが飼っている、いわゆる種オスと呼べる経験豊富なオス犬でメスがおとなしくしていれば1分もかからず結合、もしくはそれに近い形になります。
メスの陰部が小さかったり、オスが下手だったり、高さが合わない場合でも10~15分程です。

一般の方に分かるように、交配の難しさをものすごく簡単に例えるならば、目をつぶった状態でマジックハンドを使って1m位離れた所から、鍵のかかったドアに鍵を差して開けるようなものです。

届きそうで届かなかったり、ノブに鍵が当たっても入らない。そう!出来ないですよね。笑
オスもメスも未経験で、知識・経験のない方が立ち会ってもほぼ無理です。(稀に放っておいて結合してしまったと言う事はなくもないですが)

ちなみにブリーダーを名乗っていても、交配補助が出来ない方はいます。
ブリーダーなのに補助が出来ないってどういう事か不思議に思われるかもしれませんが、ネットが普及してから増えた種オスを所有していない小規模ブリーダー(交配はよそのブリーダーに行って種付けをしてもらう)や種オスはいるけど補助が出来ないので、自然に繋がるように30分から1時間以上放置しておくブリーダーです(よそのブリーダーで種オスとして活躍してたオスを譲り受ける事で成り立ちます)。通常、自然交配と言うとブリーダーが補助をして行うやり方を言いますが、このように放置して繋がる交配を自然交配と言うブリーダーが一部います。

少し話はそれますが、種付けをしてもらうために行った先のブリーダーが放置交配だと、無駄に時間がかかりダメージが大きいです。

預かって交配してくれると言うブリーダーもいますが、過去に大金払ったのに預けている間、交配をしたと言って交配をしないで返した某ブリーダーの経験もあり、古いブリーダー・トップブリーダーと称される人程、酷い事もあります。

話を戻して、要は交配補助って難しいのです。

多くのブリーダーは、一般の人が飼われているオス犬の交配補助を依頼しても断ります。
勘違いの愛情で猫可愛がりされて来たオスは、メスの出血臭を嗅いでも発情しない事が良く見受けられます。また見知らぬ人が来ると警戒して、発情しているメスを近付けても寄って来なかったりします。交配慣れしているオスなら3分で終わる所、30分やっても1時間やっても無理だったりします。

経験のない一般家庭で飼われている犬の交配補助は非常に面倒臭いのです。

ネット等で調べて交配補助をしてくれるか尋ねると、ブリーダーが言います。それは自分の飼っている犬種と同じ犬種のブリーダー程、その確率は高くなります。
「うちのオスが空いているから、交配してあげるよ」「未経験のオスはうまく出来ないから、うちのオスを使いなよ」

私の所に交配補助依頼をされたほとんどの方が、お問い合わせの前にブリーダーに尋ねると上記の事を言われます。

『うちで飼っている男の子の遺伝子を残したい』『知人、知り合った方の男の子が気に入って、うちの女の子と交配をさせたい』とミスマッチな事になります。

失意の中、諦められない飼い主さんはインターネットに活路を見出します。

「交配 やり方」「交配 うまく行かない」
「交配 どうやるの」「交配補助 ブリーダー」

等の文言で検索をすると、当社のHPやブリーダーブログがヒットしてお問い合わせを頂いています。

説明が長くなりましたが、この交配補助の依頼を引き受けています。

交配補助は小型犬はチワワ・ティーカッププードル、大型犬はバーニーズマウンテンドッグ・グレートピレニーズまで経験があります。

5kg以下の犬種だったら、メス犬が大暴れしなければ私一人で、10kg超える犬種だと、メス犬の保定をお願いしますが50kg位までは問題なく行えます。

1回の交配補助料金は5kgまでの犬種で20,000円(税別)です。
5kg以上は体重によって金額を上げています。
また交配はオス犬の所で行う事が基本で、オス犬の家に行くので出張料を頂いています。

近隣の市にお住まいの方の5kg以下の犬種で25,000円(税別)です。
サイズが大きい犬種や県外の方はお問い合わせください。若い時は九州・北海道まで交配補助で行った事もあります。コロナ禍で四国まで大型犬の交配補助に行った事もあります。ボランティアではないので、きちんとお金は頂きます。

お問い合わせはメール、またはLINEメッセージでお願い致します。
(電話は言った言わない、勘違い、忘却等のミスを引き起こしやすくなります)

ただし、もう良いタイミングに入っていて1回試しにやってみたけどダメだったと交配適日に入っている場合は、すぐにお電話ください。
交配適日は膣スメア検査等で良いとされた日から4日間しかありません。

11日目頃でやってみたけどダメで、その日の夜にメールで問い合わせを頂いて。翌朝確認したけど、その日はお互い都合が合わなくて。
13日目でやってみたけど、オスがその気にならなくてうまく行かず。後がない14日目で、2時間かかって結合に成功したと言う事が過去にありました。
14日目に初めてお問い合わせを頂いた事もあります。

同じ姿勢で、時にメス犬を持ち上げたりしますから腰や腕を痛めます。2時間も付き合うブリーダーはそうはいません。

交配の知識がなくてやってみようとしたけどうまく行かなくて、検索してお問い合わせを頂くケースが少なからずあります。
またうまく行かなかったから次でいいやと思われる方もいます。オスは経験を積む毎に、交配が上手くなって行く事が多いです。ダメで元々まず正しい方法でやってみる事が大切です。

メス犬の妊娠・お産は若い年齢の方が良いです。
3歳後半からお産経験のないメス犬は子宮蓄膿症を患う確率が高くなり病気になって、即緊急摘出手術を行って、機会を逃す事もあります。
半年で生理が来ていたメス犬が、8ヶ月10ヶ月来ない、または次の発情が無出血で見落とす事もあります。
5歳過ぎての初産は難産の確率が高くなると言われています(産めないわけではありません)。

交配・出産をのんびり考えている飼い主さんが多いです。
発情している貴重なタイミングは逃さないで下さい。
交配補助料金(1回)
5kgまでの犬種
22,000円+交通費
5kg以上の犬種
お問い合わせください