いつもトリマーブログをご覧頂きまして、誠にありがとうございます、竹内です。
本日、トリマーお休みです。不定期でトリミング中の動画を撮っています。
とても怖がりな子と言う事で、トリマーの鈴木が声を掛けながらのゆっくりの対応でした。
怖がりな子はトリミング中に噛み付く事もあるので、トリマーの手を守るためにカラーをします。
スポンジで泡立てて、優しく洗います。
泡立てる事によって、皮膚への強い刺激を防ぎ、汚れが落ち易くなります。
カラーをしても嫌がる事がないので、多分前のお店でも同じようにやっていたかと思われます。
スリッカーブラシを使って、毛を伸ばしながら乾かしていきます。
鈴木はハンドドライヤーを首の所に刺して乾かします。
人の頭皮を乾かす時のようにクシャクシャにやってしまうと、仕上がりが汚くなります。
嫌がる犬が多い足ですが、ここも丁寧に乾かします。
信頼関係が築けて大丈夫そうと判断したので、ここからカラーを外しました。
ブラシを変えながら丁寧に乾かしていきます。
大まかにバリカンで毛を刈っていきます。
ハサミを使って毛の長さを整えていきます。
ブラシで毛を伸ばしては切っての繰り返しです。
場所場所でハサミを変えながら切って行きます。
頭部は刃先がカーブしているハサミを使いながら仕上げていきます。
動画を撮っているからではなく、人にも犬にも負担が少ない事を心掛けてやっています。
ご利用頂いたお客様からこのような口コミを頂きました。
鈴木が前にいたお店は、とにかく早くこなす事が良しとされていたそうです。
繁忙店のサロンならよくある話ですが、怖がりな子の気持ちが落ち着くのは待っていられませんので
トリマーが流れ作業のようにやってしまうのは致し方ない所もあるかと思ってしまいます。
1人1日トリミング犬種を3頭＋αでやるには、1頭当たり正味2時間で終わらせなければなりません。
カルテを作成したりお客様対応をしたり掃除や片づけをしたりと言う正味以外の時間を入れると
忙しい土日はいっぱいいっぱいになります。
人間の美容院でもよく見られますが、新人はシャンプーや下準備、カット出来る人はひたすらトリミングと言う分担作業にすると対応出来る頭数が増えます。
ちなみに、僕は美容院に行くとシャンプー係のほとんどの新人に「シャンプーばかりで心が折れない？」と聞きます。
シャンプー中は会話が聞こえ難くなるので、頭皮が気になるお年頃、オプションの頭皮マッサージをやってもらっている時に話しかけるのがポイントです。
初対面のお客さんに話し掛けられて、最初は戸惑い気味の新人も多いですが、聞いてもらえるのが嬉しいのか色々と話をしてくれます。
最後に「良かったよ、頑張ってね」と声を掛け、去秋に店長になった担当美容師に報告します。
この担当美容師は、繁忙期の年末は1日20人カットすると言ってました💦
こちらは選ばれる立場なので、新しくご利用頂けるお客様もいらっしゃれば、担当トリマーがいなくなってご利用頂けなくなりお客様もいらっしゃいます。
僕も美容院で同じ経験があるので、それは仕方がありません。
今月末から新しいトリマーが入社予定です。