梅雨が明けていないのに毎日暑い日が続きますが、日中犬達を外に出しておくわけにはいかないので、エアコンが利いた犬舎にいます。
夕方外に出すために犬舎に入り、外への扉に手をかけたタイミングで、持っていた携帯電話が鳴り「こんな時間に電話をしてくるなんて、絶対ブリーダーじゃない・・・」と思ったら、ブリーダーさんでした。苦笑。
昔交配の事でメールで相談を頂いた方で、お会いした事はなかったのですが、共通の知人ブリーダーさんが数人いて「ティーカッププードルレッドの交配補助をやっているんだけど、数時間頑張っても出来ないので、補助をして欲しい」と言うご依頼で、タイミング的に出来れば今夜お願い出来ないかと・・・
えーーー!💦💦
交配補助依頼の場合、自分でやってうまく出来ないからお問い合わせやご依頼が来る事がありますが、交配適日は4日間程しかないので、急な事になる事もよくあります。
一般の人同士の犬ならまだしも、ブリーダーが補助をやって出来ない交配を果たして出来るか・・・
でもそこは、プロとして(僕の月曜日は漫画ザ・ファブルとワンピースで出来ています。笑)やってみましょうと言う事で、千葉県茂原市まで行って来ました。
前置きが長くなりましたが・・・
ザ・ファブルの佐藤明はどんな相手でも6秒で仕留めると言う話に感化され
交配のプロとして秒殺、多分5秒かかりませんでした✌
ブリーダーさんからは神様の称号を頂きました。笑笑
謙遜じゃなく、たまたまですけどね。タマタマだけに。笑
一般の家庭で飼われているオス犬だと、こう簡単には行きません。
交配経験のないオスはその場で腰を振る事は出来ても、メスの身体に対して寄せが出来ないと、絶対に入る事はありませんし、また高さが違ったら入る事はありません。
要は鍵穴に鍵が入っていないのに、鍵を回しても鍵が開くわけはないので、そこで交配補助が必要になります。
ちなみに、昔に比べてメスの出血臭を嗅いでも発情しないオスが増えたように思います。それは一般家庭で勘違いの愛情で猫可愛がりされていたり、他の犬と遊ぶ事が少ないのが原因かと思います。
特に小型犬によく見られ、発情しないオスはいくらプロでも難しいです。力技で発情させて交配の形にする事はやりますが、それでも絶望的な事も稀にあります。
交配補助は簡単にやっているように見えますが、難しいです。ブリーダーを名乗っていても補助が出来ない人もいます。
補助のやり方はブリーダーそれぞれで、横からやる人、正面からやる人、二人がかりでやる人等。横からの人が多いように思いますが、正面からやる場合は指先の感覚で補助をします。
僕は交配補助を誰かに教わったわけではなく、見よう見真似の我流なので、正面から補助をします。
人工交配でしかやらないブリーダーもいますが、今回は割愛します。
オスは一度交配を覚えると本能なのか、その後うまくなる事がよくあります。
翌日ブリーダーさんが自分でやってみたら、結合したそうです👏